
子供用GPSは、登下校や外出時の見守りとして広く利用されており、位置情報を保護者のスマートフォンで確認できる防犯アイテムです。
わが家でも6年前、長女の小学校入学を機に購入し、間違いなく神アイテムでした。実際に5年間使い続け、見守りという点では非常に役立つアイテムだと感じています。
当時はまだ今のように便利なトーク機能はなく、定型メッセージや通知ボタンでやり取りしていましたが、それでも十分に役立ってくれました。
次女の入学をきっかけに改めて検討した結果、わが家では「トーク機能はあった方がいい」と判断し、トーク機能付きGPSを選びました。
主な子供用GPSに「トーク機能」が搭載され、位置精度や基本機能に大きな差はなくなりつつある今、「トーク機能が必要かどうか」は子供用GPSを選ぶときに迷うポイントではないでしょうか?
この記事では、5年間の実体験を振り返りながら、トーク機能が必要なケース・不要なケースをまとめています。
子供用GPSのトーク機能とは?
子供用GPSのトーク機能は、通話ではなくボイスメッセージのやり取りです。機種によって以下のような違いがあります。
- 音声メッセージの送受信
- 短いテキストメッセージの送信
- 定型文の送信
スマホのようなリアルタイムに自由なやり取りができるのではなく、通信環境によって通知や位置更新に遅れが出ることがあります。わが家でも、通知が遅れてすれ違ったことがありました。
スマホのようにリアルタイムでやり取りできるわけではなく、あくまで簡易的な連絡手段であることは理解しておく必要があります。
子供用GPSにトーク機能が必要かどうかは使いたいシーンで決まる
登下校の見守りだけであれば、位置情報の確認ができれば十分です。ですが小学校6年間の長女の成長を通して分かったことは、子供の行動範囲が広がるにつれて、「ちょっとした連絡」が必要になることが増えていくということでした。
トーク機能の必要性は、「今の状況」だけでなく、「これからどんな使い方をするか」で大きく変わります。つまり、トーク機能が必要かどうかは“使うシーン次第”
- 見守り(位置確認)だけなら → トーク機能は不要
- 子供とやり取りしたいなら → トーク機能は必要
というのがシンプルな結論です。
わが家では必要になる場面が多いと感じましたが、家庭の状況や子供の行動パターンによって、必要性は変わってきます。
「見守りだけか、連絡もしたいか」これを先に決めることがポイントです。トーク機能が実際に役立ったシーン
子供の成長とともに行動範囲が広がると、GPSに求める役割も変わっていきます。ここでは、わが家の実例をもとにその変化をまとめました。
小学校6年間での子供用GPSの実際の利用シーン
⚫︎行動範囲モデル 〜うちの長女の場合〜
小学校:徒歩約15分
近隣の公園:徒歩約10分
友達と行けるお店:徒歩約15分
児童館:徒歩約20分
習い事:バス約10分
6年間でだんだんと行動範囲が増えていきました
1年生|登下校の見守りメイン
登下校の見守り:ちゃんと学校に着いたか、学校を出たかをチェック。迎えが必要な時は通知ボタンを押すように伝えていました。
通知が来ても心配でついマップで子供の動きを凝視しちゃいます2年生|登下校見守りと放課後の帰る時間をお知らせ
登下校時の見守り:なんか帰りが遅い。と、思った時だけに確認。
放課後:友達と遊びに行くようになり、楽しくて時間を忘れがち。帰宅時間を通知で知らせていました。3・4年生|放課後の帰る時間お知らせと迎えの合図
登下校時の見守り:登下校にすっかり慣れ、GPSからのもう通知も気にしなくなる。
なんならランドセルに入れっぱなしでたまに充電が切れてたりしました
放課後:自転車に乗り始めて行動範囲が一気に広がる。「まじ、どこいるの・・・?」ってレベル。そしてなかなか帰ってこない。習い事の日は、児童館まで迎えに行き、車の中から「迎えにきたよ!」とGPSで合図していました。5・6年生|習い事や遠出の際の見守り
登下校時の見守り:子供がしっかりしてきて、まっすぐ家に帰るように。位置確認もほとんどしなくなりました。
放課後:放課後:遊び→習い事など行動が複雑に。見守りや通知だけでは対応しきれない場面が増えました。使っていたGPSは定型文のみ+ラグが大きく、トーク機能では対応しきれない場面も増えたため、より自由に連絡が取れるスマートウォッチに切り替えました。
最新のGPSのようなトーク機能が備わっていれば、わざわざ買い換えることもなかったかと思うのが正直なところです。このように、学年が上がるにつれ「位置確認だけでは足りない」と感じる場面が増えていきました。
帰宅をうながす
一番トーク機能の必要性を感じたのは、放課後に友達と遊ぶようになってからです。新一年生になったばかりの時は、小学校生活に慣れるだけで精一杯でGPSの存在なんて忘れ去ってるって感じでした。子供だけでの登下校が当たり前になると、親の私もGPSの存在を忘れ、プッシュ通知でチラ見するくらいになってきます。
学校生活に慣れた子供が、放課後に子供同士で遊びに行く約束をしてくることが増えた頃でした。
遊びに夢中になると、帰宅時間なんてまったく気にしていません。そこで役立ったのが「帰宅時間の声かけ」。
6年前に長女が使ってたGPSで送れたのは、「帰宅時間です。おうちに帰りましょう」という定型メッセージでしたが、このメッセージを送れるだけでも十分に役立ちました。
トーク機能のないGPSでは位置はわかりますが、こちらから呼びかけることはできません。マップ上で止まったままのわが子に、「もう時間だよ!」「早く帰ってきてー!」と、画面越しにヤキモキしても、こちらの気持ちは届かないままです。
そんな時、トーク機能があれば、わざわざ足を運んで呼びにかなくても、子供に帰宅をうながすことができます。
お迎えのタイミングの連絡
長女が使っていたGPSには、端末から親へ通知を送れるボタンがありました。「長女さんが通知ボタンをおしました」という通知がくるだけだったのですが、それを「迎えにきて欲しい」という時の合図として利用していました。
ただ、当時は通知ボタンを意図せずにボタンを押してしまうこともあって、予定時間より早く通知がくると、「これはお迎え?間違え??」なんて悩むことも。
その点、トーク機能であれば親へ何を伝えたいのかがはっきりわかります。“子供の意思”がわかるようになるのは、トーク機能の大きなメリットです。
習い事・一人行動が増えたとき
高学年になると、行動が広がるとともに単純だった行動パターンも複雑になり始めます。「遊びに行ってから習い事へ向かう」「バスで移動する」など、単純に“行って帰る”だけではなくなっていきます。
一般的に、子供の行動範囲が広がると、予想外のトラブルも増えていきます。
例えば、
- バスの乗り遅れる
- バスを乗り間違える
- 予定を勘違いして習い事に行ってしまう
- 場所がわからなくなる
こういったとき、トーク機能があれば子供からも連絡ができ、親がその場で対応することができます。
一方で、定型文しか送れないGPSでは、こうした「イレギュラーなトラブル」への対応が難しく、不便を感じる場面が増えていきました。放課後は予想外のトラブルも起こりやすく、心配が尽きません。 そのため、うちでは「放課後の見守り」をメインに考え、6年生からスマートウォッチに切り替えました。
逆に言えば、トーク機能がしっかりしていれば、GPSだけでカバーできた可能性もあります。
実際、中学校ではスマートフォンの持ち込みが制限されていることも多く、トーク機能付きGPSを選ぶ家庭も少なくありません。
トーク機能付きGPSがおすすめな家庭
- 放課後に友達と遊ぶことが多い
- 習い事や一人行動がある
- 迎えや待ち合わせが発生する
- 子どもに声かけをしたい場面が多い
ひとつでも当てはまるなら、トーク機能があった方が、安心感が大きく変わります。
トーク機能が不要な家庭
一方で、「親が声かけをする必要がない環境」であれば、トーク機能のないシンプルなGPSでも困りません。
- 登下校の見守りだけの使用予定
- 行動範囲がまだ狭い
- 放課後は基本的に親が付き添い・送迎できる
- すでにキッズ携帯など別の連絡手段がある
- ルールを守って行動できる
- 学校への持ち込みルールが厳しい
こう言った場合は、位置確認が確認できれば十分かもしれません。
トーク機能があることでバッテリー消費が増える、操作が複雑といった点が、かえってデメリットに感じる可能性もあります。
ただ、前述の通り、「今は不要でも、あとから必要になるケースが多い」という点を考慮したうえで「シンプルなGPSで十分か」「最初からトーク付きにするか」を判断するのがおすすめです。特に新一年生の成長は目覚ましく、最初の1年で使い方が大きく変わることが多いように思います。
トーク機能GPSの違いを詳しく比較した記事はこちらをチェック▼
トーク機能付き子供用GPSを選ぶならここがポイント
トーク機能付きの子供用GPSを選ぶときは特にチェックしておきたいポイントは主に三点です。
① トーク送受信のラグ(遅延)
トーク機能を連絡手段として使うなら、「ラグの少なさ」は最優先で確認したいポイントです。特に注意したいのは、GPSが省エネモードのときにもトークの送受信ができるかどうか。
トーク機能付きGPSには、位置情報を送受信する通信とトークを送受信する通信が別の方法をとっているものと、位置情報を送受信する通信を使って同時にトークを送受信する方法のもの、大きく二つのタイプに分かれています。
子供用GPSには、動きがないと電源を温存するために自動的に省エネモードに切り替わる機能が備わっています。例えば、ランドセルにつけたGPSは長い間学校に置いたままでいる時間は位置情報が数時間も更新されません。位置情報の通信と同時にトークが通信される機種の場合、トークの送受信も大きなタイムラグがでてしまうおそれがあります。
そういう通信タイプであった長女の子供用GPSでは、「おうちに帰る時間です」という定型文を送信しても、なかなか端末で受信しないという事態が起きました。そうなると、GPSが動きを感知し省エネモードが解除されるまでメッセージが届かず、結局、”子供自身が動き始める時=自分で帰ろうと思った時”にようやく定型分メッセージが届くということがおこります。
トーク機能は万能ではありません。通信環境や機種によっては、メッセージの遅延が発生することもありますが、位置情報をやりとりするための通信と、トークを受信するための通信が別であるタイプのGPSを選ぶことで、トークのやり取りのタイムラグを最小限に抑えられます。GPSを連絡手段として使うつもりであれば、ここはよく見極める必要のあるポイントです。
② 通知方法
トーク機能は「届くこと」に加えて「子供が気づけるかどうか」も重要です。
一般的にトーク機能付きGPSは、親側から送ったトークが届いたことを端末のLEDライトの点灯や振動で子供に伝えます。子供が通知に気付き、トークを「再生」するというアクションを起こすことで初めてトークが届きます。電話も同じことが言えますが、子供が通知に気づかなければ、伝えたいことは伝わりません。
遊びに夢中で通知に気づかなず、帰宅してから「あ、トークが届いてた」となる可能性も少なくありません。
多くの機種がこの「待ち」の姿勢なのに対し、一部の機種(次女に選んだみもりなど)には、届いた瞬間に自動で音声が流れる機能があります。
③ 操作のシンプルさ
トーク機能は、「できるかどうか」だけではなく「子供が迷わず使えるかどうか」も重要です。
特に低学年では、操作のハードルが少しでもあると、うまく使えない場面が出てきます。
小学校へ入学して2週間後、次女が初めて送ってきたトークには音声がはいっていませんでした。長押ししながら話すという操作を、長押しをしなかったようでした。家で練習した時はできたのが、一人でやってみるとできなかったりするのも低学年の子供には少なからずあることです。

大人がシンプルだと思っていても低学年、とりわけ入学まもないころは上手く使えなかったりするので、ボタンがわかりやすいか?子供が迷わず使えるか?なども考慮するべきポイントです。操作性も操作はシンプルであるにこしたことはありません。
▼こちらの記事では、トーク送受信のラグ・通知方法・操作性や、実際の問い合わせ結果を比較しています。気になる方はご参考ください
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結論|トーク機能は「今」だけでなく「これから」も含めて考える
子供用GPSのトーク機能は利用シーンや子供の年齢によって必要な機能は変わるため、家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。
わが家では、当初「登下校の見守りに」と用意した子供用GPSが、成長に応じて「放課後の外遊びの見守り」「習い事へ通う時の見守り」にと、用途が広がっていきました。中学生になった長女の小学校生活を振り返ってみて感じたのは、「今は必要なくても、いずれ必要になるタイミングが来る」ということです。
一方で、低学年のうちはトーク機能がなくても困らないケースも多く、実際に次女の入学直後は「なくて困る」と感じる場面はありませんでした。
月額的なコスパはトーク機能付きの方が高くなるので、低学年時にはトーク機能なし、1〜2年後に新しい機種へ買い替える、あるいは放課後には連絡手段としてキッズ携帯を持たせるというような選択もあります。
ただ、あとから機種を選び直して比較・設定を行う手間を考えると、最初から「これから必要になるかどうか」で選ぶのも方法の一つです。
子供用GPSのトーク機能は必須ではありませんが、「やり取りできる手段がある」というのは大きな安心につながります。迷った場合は、「子供と連絡を取りたいかどうか」を判断基準に選ぶことをおすすめします。
※本記事は実体験をもとにまとめていますが、利用環境や通信状況、機種によって使用感は異なる場合があります。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
トーク機能付きGPSを比較して選んだわが家の子供用GPSについての詳細はこちらの記事▼
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